マニュアル

九大研究Moodle

1.はじめに

1-1.Moodle とは

Moodleはコンピュータを用いて学習をサポートするシステム(e-ラーニングシステム)です。授業ごとに『コース』が設けられ、コースの中で出席、小テスト、教材配布、レポート受取、アンケートなどを行うことができます。

※Moodleは、オンライン環境でのみ利用できます。

1-2.ログインと利用の流れ

九大研究Moodleへは、M2BシステムのMoodleからのみログインできます。

利用の流れは以下の通りです。

  1. 教員が M2BシステムのMoodleコースリクエストを行う

  2. 九大研究Moodleのコース 利用申し込み(申し込みの詳細は お問い合わせください)

  3. 教員が M2BシステムのMoodle に連携するためのLTI設定を行う〔LTI設定 参照〕

  4. 教員および学生は M2BシステムのMoodleコースにログインし、九大研究Moodleへのリンクをクリックしてログイン

1-3.コース画面の概要

コースにログインすると、以下のような画面が表示されます。

(1)をクリックするとナビゲーションメニュー、(2)をクリックするとブロックの表示・非表示が可能です。

2.コースの編集(教員のみ)

コースを編集できるのは、コースの【教員】権限を持つユーザのみです(今後「教員ロールユーザ」と呼びます)。

  • 遷移元であるM2BシステムのMoodleコースで教員ロールユーザだった方のみ、教員ロールユーザとなります。

2-1.コースの表示/非表示

コースの表示/非表示の確認

通常、コースは表示化されています。

画面左側ナビゲーションメニューの「サイトホーム」をクリックして、コースを確認します。コース名がグレーになっている場合、コースは非表示の状態です。この場合、学生(や「教員ロールユーザ」以外の教員)にはコースが表示されていません。コース名が青色になっている場合は、コースは表示状態です。すべてのユーザにそのコースが表示されます。

コースの表示/非表示

コース内画面より、画面右上の操作ボタンをクリックし、[設定を編集する]を選択して編集画面を表示します。

コース可視性の設定を【表示】もしくは【非表示】に変更し、画面下部の[保存して表示する]をクリックすると設定完了です。

2-2.コースの編集画面

コース内画面より、画面右上の[編集モードの開始]をクリックして編集モードを開始します。

※編集モードを終了するときは同様に、画面右上の[編集モードの終了]をクリックして編集モードを終了します。

【編集モード画面】トピックの編集

編集モードの場合、コース最下部の「トピックを追加する」をクリックすることでトピックの追加ができます。この際、「セクション数」で追加するトピックの数を指定できます。

トピックの右端、「編集▼」をクリックすると詳細な編集を行うことができます。

ドラッグ&ドロップするとトピックごと移動ができます。

クリックするとトピックの編集画面が開き、トピック名や概要の編集を行うことができます。また、日付やユーザによる利用制限を設定することもできます。 

そのトピックを最新のトピックとしてハイライト(強調表示)します。

←すでに強調表示されているトピックのハイライトを削除します

←そのトピックを学生から非表示にします

←そのトピックを表示します

そのトピックを削除します。(復元することはできないので削除する場合は注意してください。)

【編集モード画面】活動の編集

編集モードの場合、追加したい場所(トピック)の「活動またはリソースを追加する」をクリックすることで活動またはリソースの追加ができます。

活動・リソースには様々な種類があります。それぞれ追加したい活動・リソースのアイコンを選択して追加を行ってください。

(各活動・リソースの詳細についてはヘルプを参照)


活動・リソースの右端、「編集▼」をクリックすると詳細な編集を行うことができます。

ドラッグ&ドロップするとこの活動・リソースを移動できます。

クリックすると活動・リソースの編集画面が開き、名称や概要の編集を行うことができます。また、活動・リソースの種類に応じてファイルやタグ、利用制限などの設定を行うことができます。

←1段右へ下げます。(インデントを増やします。)

←1段左へ上げます。(インデントを減らします。)

←この活動・リソースを学生から非表示にします

←この活動・リソースを表示します

←複製します。この時、設定(利用制限やタグなどの情報)も同時に複製されます。

←コースでのロールとは別にこの活動・リソースに対して、独自のロールをユーザごとに割り当てます。

削除します。(復元することはできないので削除する場合は注意してください。)

2-3.同意書ブロックの追加

九大研究Moodleを利用する際は、同意書ブロックの追加が必要です。

1.コース内画面より、画面右上の操作ボタンをクリックし、[編集モードの開始]をクリックして編集モードを開始します。

2.画面左側ナビゲーションメニュー下部に「ブロックを追加する」が現れるので、クリックします。

3.ブロックを追加する画面が表示されるので、「同意書ブロック」をクリックします。

2-4.ロール(役割)の切り替え

Moodleでは同じコース画面であってもユーザのロールによって見え方が異なります。担当の授業コースにおいて、通常のロールは“教師”です。ロールの切り替え機能を利用し、学生の見え方を確認できます。

  1. ページ右上のユーザメニューをクリックして「ロールを切り替える…」を選択します。

  2. ロールの一覧が表示されます。切り替えるロールを選択してください。

3.ページ右上に自分が今切り替えているロールが表示されていることを確認してください。

4.ロールを元に戻す場合は再びページ右上のユーザメニューをクリックして「通常ロールに戻る」を選択してください。

3.コースへのユーザ登録

3-1.コースへのユーザ登録

通常、M2BシステムのMoodleコースからログインするため、ユーザ登録の必要はありません。遷移元であるM2BシステムのMoodleコースでのロールが保持されます。

※教員補助・TAロールはありません。

3-2.グループの作成(教員のみ)

グループを作成し、コースに登録されているユーザを登録することができます。作成したグループに限定して活動やリソースを公開することができます。

コース内画面左側ナビゲーションメニューの「参加者」をクリックして参加者画面を表示します。その後、画面右上の操作ボタン(歯車マーク)をクリックして「グループ」を選択し、グループ画面に移ります。

【グループ画面】グループの手動作成

1.[グループを作成する] ボタンをクリックして登録画面を表示し、グループ名や説明を設定して[変更を保存する] ボタンをクリックします。

2.グループが作成されましたのでグループを選択し、[ユーザを追加/削除する] ボタンをクリックします。

3.潜在的メンバーリストからグループに追加するメンバーを選択し、[追加] ボタンをクリックすると追加され、グループメンバーリストに表示されます。

※逆にメンバー削除したい場合は、グループメンバーリストから削除するメンバーを選択し、[削除] ボタンをクリックすると削除されます。

【グループ画面】グループの自動作成

1.[グループを自動作成する] ボタンをクリックして登録画面を表示します。

グループ自動作成画面

2.ネーミングスキームを設定します。「グループ@」とすると「グループA」「グループB」「グループC」グループが、「グループ#」とすると「グループ1」「グループ2」「グループ3」グループが作成されます。

3.作成するグループ数を指定するか、1グループのメンバー数を指定するかを選択し、それに合わせてグループ数もしくはメンバー数を入力します。

4.その他必要に応じて設定後、[プレビュー] ボタンをクリックすると画面下部にグループ名やメンバーが表示されますので、そのまま作成する場合は[送信] ボタンをクリックします。

グルーピング(コースのグループの集まり)

グルーピングを使用すると、グループでタスクを共同で作業できます。例えば、グループA/B/C/Dが存在し、グループA/BとグループC/Dに分けて作業を行う場合などに利用します。

1.グループ画面で「グルーピング」タブをクリックして [グルーピングを作成する] ボタンをクリックします。

2.グルーピング名を入力し、[変更を保存する] ボタンをクリックします。

3.グルーピングリストの対象グルーピングの右端 人型アイコン(グループ表示)をクリックし、「グループを追加/削除する」画面を表示します。

4.グループの手動作成と同様、潜在的メンバーリストからグルーピングに追加するグループを選択し、[追加] ボタンをクリックすると追加され、グルーピングメンバーリストに表示されます。

4.出欠管理(教員のみ)

Moodleでは、学生の出欠管理を行うことができます。

出欠のステータスとして、【出欠(出)】【遅刻(遅)】【早退(早)】【欠席(欠)】【未点呼(未)】があります。(授業日時間にまだコースを登録していない学生の場合(未)となります。)

4-1.自動出欠ブロックの追加

1.コース内画面より、画面右上の操作ボタンをクリックし、[編集モードの開始]をクリックして編集モードを開始します。

2.画面左側ナビゲーションメニュー下部に「ブロックを追加する」が現れるので、クリックします。

3.ブロックを追加する画面が表示されるので、「自動出欠ブロック」をクリックします。

4-2.授業日を登録する

画面右側の自動出欠ブロックの「出欠管理」をクリックし、「授業登録」タブをクリックします。

授業登録画面

  1. 「複数のセッションを登録する」にチェックが入っていることを確認してください。セッションひとつずつを登録したい場合は、チェックをはずしてください。

  2. 「出欠確認方法」を選択してください。管理の手法には、自動モード・半自動モード・手動モードの3種類があります。

  • 自動:授業日時間に学生がコースにアクセスした場合、自動的に出欠が記録されます。

  • 半自動:授業日時間に学生が出欠リンクにパスワードを入力することで、出席を確認します。

  • 手動:授業中に点呼などで出欠をとり、教員が直接システムに出欠を入力します。

  1. 「授業開始日」「授業終了日」「授業の曜日」「間隔」「授業開始時刻」「授業時間」を設定してください。

  2. (自動・半自動の場合)「遅刻許容時間」を15分などに設定します。この時間以上遅れてアクセスした学生は遅刻となります。

  3. (半自動の場合)「出欠キー」にキーワード(アルファベットのみ)の設定を行います。学生は出欠を行う際、キーワード入力が求められます。空欄の場合は、キーワード無しとなります。また、【ランダムキー】にチェックを入れた場合は、5文字のパスワードが自動生成されます。

  4. (自動・半自動の場合)「同一IPの禁止」のチェックをはずして下さい。学内LANなどIPが同一になる学生の出席が取れなくなるためです。

  5. [授業を登録] ボタンをクリックします。半自動の場合、続けて以下の作業を必ず行ってください。

(半自動の場合)自動出欠リンクを追加する

※自動出欠リンクは1コースに1つのみ置いてください。1コースに2個以上の自動出欠アイコンを追加しようとするとエラーとなります。

2-2.コースの編集画面 >>【編集モード画面】活動の編集

を参考に、「活動またはリソースを追加」します。コース上部(アナウンスメントの下など)への配置をお勧めします。

自動出欠をクリックします。

出欠リンクの名称と説明を設定し、[保存してコースに戻る] ボタンをクリックします。

↓コースに追加された出欠リンク

学生が授業中に出欠リンクをクリックするとキーワード入力が求められ、適切なキーワードを入力して [送信] をクリックすると、その学生は出席となります。

4-3.出欠をとる・確認する・修正する

~自動・半自動で出席をとる際の注意事項~

  • 学生には設定した遅刻許容時間(授業開始15分間など)までにコースにアクセスするよう通知してください。

  • 授業開始前からコースにアクセスしている学生には授業開始後にリロードさせてください。

画面右側の自動出欠ブロックの「出欠レポート」をクリックし、出欠をとる授業日をクリックします。

(1) 表示する学生を、出欠状況に応じてフィルタをかけることができます。

(2) 表示されている学生の出欠を一括登録(変更)します。

(3) 各学生の出欠を確認して登録・修正することができます。

最後に [OK] ボタンをクリックして修正を完了します。

4-4.授業登録の編集

画面右側の自動出欠ブロックの「出欠管理」をクリックし、編集したい授業日の操作列の編集用アイコン(マウスオーバーすると”授業情報の編集”と表示されます)をクリックします。

授業の更新画面が表示されますので、変更内容を設定し、[更新] ボタンをクリックすると編集完了です。

4-5.授業登録日の削除

授業一覧画面で削除したい授業日の操作列にチェックを入れてください(複数可)。

[選択したものを削除] をクリックし、削除確認画面で [削除] をクリックすると削除完了です。

5.資料の提示と配布(教員のみ)

講義で使用する資料をMoodle上に掲示・配布することができます。資料のタイプごとに説明します。

BookRoll(デジタル教科書)については、BookRoll マニュアルをご参照ください。

※Moodleに置く資料は、念のため各自で自分のパソコンにバックアップを保持するようにしてください。

2-2.コースの編集画面 >>【編集モード画面】活動の編集

を参考に、資料を置きたいコース・トピックに「活動またはリソースを追加」します。

リソースの種類を選びます。

  • URL:ウェブサイトへのリンク〔4-1参照〕

  • ファイル:Wordや画像などの1つのファイル〔4-2参照〕

  • フォルダ:複数のファイルを1つのフォルダとして〔4-3参照〕

※各リソースの追加・編集画面の利用制限において、日付・グループ・ユーザ指定でのアクセス制限が可能です。

5-1.URL

Webサイトを授業の資料として学生に利用してもらう場合も配布資料のようにリンクをコースに載せることができます。【URL】を選択し追加ボタンをクリックします

  1. Moodleで配布する際の名称とURL(および説明)を入力します。

  2. アピアランスの表示もポップアップなどに設定することをお勧めします。

  3. 画面下部の [保存してコースに戻る] または [保存して表示する] ボタンをクリックします。

5-2.ファイル

授業の配布資料をダウンロード可能なファイルとしてコースに載せることができます。【ファイル】を選択し追加ボタンをクリックします

  1. Moodleで配布する際の名称(および説明)を入力します。

  2. 配布するファイルをドラッグ&ドロップで追加します。

  3. アピアランスの表示もポップアップなどに設定することをお勧めします。

  4. 画面下部の [保存してコースに戻る] または [保存して表示する] ボタンをクリックします。

5-3.フォルダ

複数のファイル(ダウンロード可能)をまとめて1つのフォルダとしてコースに載せることができます。【フォルダ】を選択し追加ボタンをクリックします

  1. Moodleで配布する際のフォルダ名称(および説明)を入力します。

  2. 配布するファイルをドラッグ&ドロップで追加します。フォルダを追加することもできます。

  3. 画面下部の [保存してコースに戻る] または [保存して表示する] ボタンをクリックします。

6.学生との連絡

コースに登録された学生と連絡する方法をいくつか説明します。

6-1.メッセージ

メッセージを送信する(教員のみ)

コース内画面左側ナビゲーションメニューの「参加者」をクリックして参加者画面を表示します。

右上の図のように、キーワード・フィルタボックスからロールやグループでフィルタをかけることもできます。

  • メッセージを送信したいユーザを個別に選ぶときは一覧の左端「選択」にチェックを入れます。

  • 一覧に表示されているユーザ全員にメッセージを送信する場合は、画面下部の [nn ユーザすべてを選択する] ボタンをクリックします。

ユーザの選択が終わったら「選択したユーザに対して…」のメニューから「メッセージを送信する」を選択します。

メッセージボックスがポップアップして表示されますので、メッセージを記入して[nn 名にメッセージを送信する] ボタンをクリックして送信します。

メッセージを確認する

今までのメッセージ履歴を確認することができます。

ページ右上のユーザマークをクリックして「メッセージ」を選択します。

メッセージを確認したいユーザをクリックします。

(メッセージが届いているときは、名前の横に緑の●が表示されています。)

画面右下で、メッセージを送信することもできます。

6-2.フォーラム

フォーラムは、教員と学生、または、学生同士のディスカッションの場です。

教員が 2-2.コースの編集画面 >>【編集モード画面】活動の編集

を参考に、フォーラムを置きたいコース・トピックに「活動またはリソースを追加」します。

フォーラムをクリックします。

1.Moodleに設置する際のフォーラム名称(および説明)を入力します。

2.「フォーラムタイプ」を選択します。

  • Q&Aフォーラム:学生は他の学生の投稿を読む前に自分の考え方を投稿する必要があります。

  • トピック1件のシンプルなディスカッション:誰でも返信できる単一のディスカッションです(分離グループには使用できません)。

  • ブログフォーマットで表示される標準フォーラム:誰でも常に新しいトピックを開始できるフォーラムです。また、ディスカッショントピックは1つのページに【このトピックを読む】と書かれたリンクが表示されます。

  • 一般利用のための標準フォーラム:誰でも常に新しいトピックを開始できるフォーラムです。

  • 各人が1件のディスカッションを投稿する:それぞれの学生が誰でも返信できるディスカッショントピックを投稿できます。

3.グループモードを設定できます。

  • グループなし:コースユーザ全員でフォーラムを使用します。

  • 分離グループ:グループメンバーはそのグループのフォーラムのみ投稿・閲覧できます。

  • 可視グループ:グループメンバーはそのグループのフォーラムに投稿でき、さらに、他のグループのフォーラムを閲覧することができます。

4.グループモードでグループなし以外を選択した場合、グルーピングを選択できます。グルーピングが選択された場合、グルーピング内のグループに割り当てられた学生は共同でフォーラムの活動を行います。

その他、以下のような設定が可能です。

  • 添付および文字カウント

  • 購読および未読管理

  • ディスカッションロッキング(ロック期間設定)

  • ブロッキングまでの投稿閾値(投稿数の制限)

  • 評価

各設定を行ってから画面下部の [保存してコースに戻る] または [保存して表示する] ボタンをクリックします。

7.課題

7-1.課題の追加

教員が 2-2.コースの編集画面 >>【編集モード画面】活動の編集

を参考に、課題を置きたいコース・トピックに「活動またはリソースを追加」します。

課題をクリックします。

課題の設定画面が表示されます。

  1. 【一般】課題名(および説明)を入力します。解答テンプレートファイルを追加することも可能です。

  2. 【利用】課題提出期間を設ける場合は、利用の開始日時・終了日時の「Yes」にチェックを入れて、設定してください。

  3. 【提出タイプ】提出タイプでは、課題の提出物を「オンラインテキスト」または「ファイル提出」を選択します(両方選択も可能)。提出ファイル数やファイルサイズの上限も設定できます。

  4. 各設定を行ってから画面下部の [保存してコースに戻る] ボタンをクリックすると、下図のようにコースに課題が追加されます。

7-2.課題提出状況の確認

1.コース画面において確認したい課題をクリックします。

2.評価概要の欄から、提出人数がわかります。詳細をみるためには、[すべての提出を表示する] をクリックしてください。

すべての提出状況が表示されます。

  • ステータス:各学生の提出状況

  • 評点:課題評点の入力

  • ファイル提出:提出されたファイルのダウンロード・確認

7-3.提出ファイルのダウンロード

すべての提出ファイルをダウンロード

課題評定概要画面の右上の操作ボタン(歯車マーク)をクリックして「すべての提出ファイルをダウンロード」を選択します。

提出ファイルを選んでダウンロード

提出状況確認の画面で、一覧の左端「選択」にチェックを入れて選択します。その後「選択した行に対して…」のメニューから「選択した提出をダウンロードする」を選択して [Go] をクリックします。

8.小テスト

教員は記述や選択などのさまざまな形式の問題の小テストを作成できます。1度作成された問題は問題バンクに保存され、そのコースの中でも、別のコースでも再利用することができます。小テストの作成は次の流れで行います。

  1. 小テストの新規作成(問題は未設定)

  2. (新しい問題が必要なら)問題を作成

  3. 小テストに問題を追加

8-1.小テストの新規作成

新しく小テストを作成し、小テストの期間や解答時間などを設定します。

教員が 2-2.コースの編集画面 >>【編集モード画面】活動の編集

を参考に、課題を置きたいコース・トピックに「活動またはリソースを追加」します。

小テストをクリックします。

小テストの設定画面が表示されます。

1.【一般】小テスト名(および説明)を入力します。

2.【タイミング】小テストを解答できる期間や制限時間を設定できます。設定を行う場合は「Yes」にチェックを入れ,時間を設定してください。

3.【レイアウト】小テストの見た目を設定できます。

「新しいページ」では1ページに表示させる問題数を、「ナビゲーションメソッド」では学生が問題を解く順番を設定できます。

4.【問題の挙動】学生が小テストを受ける時や受けた後の設定を行えます。「問題内部をシャッフルする」では選択肢問題などで選択肢の順番をランダムに変化させるかどうかを、「問題動作」では主に以下のモードがあります。

5.【レビューオプション】学生がどのタイミングでどんな情報を見ることができるかを設定します。

  • 学生の受験最中:「即時フィードバック」「複数受験インタラクティブ」のような特定の挙動のみに関連します。

  • 学生の受験直後(2分間):学生が「すべてを送信して終了する」ボタンクリックして受験を終了した後、2分以内を意味します。

  • 学生の受験後、小テストがクローズされるまで:受験を終了した後、かつ小テスト終了日時の前を意味します。

  • 小テストのクローズ後:小テスト終了日時の後を意味します。小テストに終了日時が設定されていない場合、この状態に達することはありません。

6.【全体のフィードバック】小テストの終了後に,学生に表示されるメッセージです。左の例では評点が100%~40%の学生には「よくできました!」、40%未満の学生には「もう少し課題の練習をしましょう!」と表示されます。

7.【利用制限】で受けることのできる学生を制限します。左の例では「グループA」の学生のみが小テストを受けることができます。また、例のように左側の目のマークをクリックして「グループA」以外の学生には見えないようにすることもできます。

8.各設定を行ってから画面下部の [保存してコースに戻る] ボタンをクリックすると、コースに小テストが追加されます。

8-2.小テストに新しい問題を追加する

小テストに新しい問題を作成します。ここで1度作成された問題は問題バンクに自動的に記録され、あとから他の小テストでも使えるようになります。

1.コース画面において問題を作成する小テストをクリックします。

2.[小テストを編集する] をクリックします。もしくは小テスト画面右上の操作ボタン(歯車マーク)をクリックして「小テストを編集する」を選択します。

3.「追加」をクリックし「新しい問題」を選択します。

4.問題タイプを選択し、[追加] ボタンをクリックします。

5.問題作成画面が表示されますので、各問題タイプの作成手順に沿って問題を作成したら [変更を保存する] をクリックしてください。

6.小テストの編集画面に戻ります。作成した問題が追加されていることを確認してください。さらに問題を追加する場合は、「追加」をクリックし、3.から繰り返してください。

必要であれば評点の値を変更して [保存] ボタンをクリックしてください。

8-3.小テストの問題タイプ

多肢選択問題

1.追加する問題タイプを選択する画面で「多肢選択問題」を選択し、[追加] をクリックします。

2.【一般】以下を設定します。

  • カテゴリ(作成した問題は、カテゴリ別に整理できます。それぞれのコースには「デフォルト」と呼ばれるカテゴリのみ作成されており、初期設定では、デフォルトカテゴリが指定されます。問題を整理したり、カテゴリを追加または編集するには、8-7.問題バンク の カテゴリの追加・編集 を参照してください。)

  • 問題名(必須):小テストを受験する学生には表示されません。教員が問題を識別するために設定します。

  • 問題テキスト(必須):問題文を設定します。

  • デフォルト評点(必須):この問題の評点を設定します。

  • 全般に対するフィードバック

  • 単一または複数解答?:学生が1つの答えのみ選択できるか、複数の答えを選択できるか設定してください。 また、選択肢をシャッフルする場合、「選択肢をシャッフルしますか?」にチェックを入れます。

  • 選択肢に番号付けしますか?:選択肢につける番号を選択します。(「番号付けなし」も選択可能)

3.【答え】選択肢を設定します。(必須)

  • 選択肢n : 選択肢を入力します。

  • 評点 :その選択肢の評価のパーセンテージを選んでください。左の例では、「選択肢A(正答 60%)」「選択肢B(正答 40%)」「選択肢C(誤答 -20%)」すべて選択すると80%の評点になります。

  • フィードバック:この答えに対するフィードバックを設定します。

4.【総合フィードバック】(必須ではありません。)

 回答の正否に応じたフィードバック(正解、部分的に正解、不正解など)を表示することができます。

5.【複数受験】(必須ではありません。)

 学生が問題を正解できるまで複数回受験できるよう「複数受験インタラクティブ」または「アダプティブモード」動作を使用して問題を実行する場合、不正解の受験への対応を設定します。

  • それぞれの不正解に対するペナルティ:このオプションではそれぞれの不正解の受験に何点のペナルティが課せられるかコントロールします。問題の正解が10点、ペナルティが20%の場合、2回目の受験での正解は8点、3回目の受験での正解は6点となります。

  • ヒント:ヒントを入力し、オプションを設定します。ヒントは、小テストの設定(小テスト管理>設定を編集する>問題の挙動>問題動作)で「複数受験インタラクティブ」を指定している場合に有効となります。

6.設定が終わったら [変更を保存する] をクリックして作成完了します。

○/×問題

2つの選択肢「○」および「×」のみ持ったシンプルな形の多肢選択問題です。

1.追加する問題タイプを選択する画面で「○/×問題」を選択し、[追加] をクリックします。

2.【一般】以下を設定します。

  • カテゴリ

  • 問題名(必須):小テストを受験する学生には表示されません。教員が問題を識別するために設定します。

  • 問題テキスト(必須):問題文を設定します。

  • デフォルト評点(必須):この問題の評点を設定します。

  • 全般に対するフィードバック

  • 正解

  • 解答「○」に対するフィードバック /解答「×」に対するフィードバック

3.設定が終わったら [変更を保存する] をクリックして作成完了します。

組み合わせ問題

組み合わせ問題では、コンテンツエリアおよび名称または説明文が正確に合致すべき、別のコンテンツエリアおよび名称または説明文の一覧を持つことができます。例えば、「カナダ、イタリア、日本」「オタワ、ローマ、東京」の2つのリストを持った、「次の国の首都を選択してください。」という問題を作成することができます。小テストモジュールでは、それぞれの組み合わせ問題にも、小テスト全体の評点に影響する加重を同様に設定することができます。

1.追加する問題タイプを選択する画面で「組み合わせ問題」を選択し、[追加] をクリックします。

2.【一般】以下を設定します。

  • カテゴリ

  • 問題名(必須):小テストを受験する学生には表示されません。教員が問題を識別するために設定します。

  • 問題テキスト(必須):問題文を設定します。

  • デフォルト評点(必須):この問題の評点を設定します。

  • 全般に対するフィードバック

  • シャッフル:問題の組み合わせをシャッフルするかどうか設定します。

3.【答え】問題と答えを設定します。(必須)

少なくとも2つの問題および3つの答えを入力してください。答えが空白の問題を使用して、誤答を余分に作成することもできます。

選択肢の数を増やす場合は、[さらに3件の選択肢入力欄を追加する] をクリックします。

4.【総合フィードバック】(必須ではありません。)

 回答の正否に応じたフィードバック(正解、部分的に正解、不正解など)を表示することができます。

5.【複数受験】(必須ではありません。)

 学生が問題を正解できるまで複数回受験できるよう「複数受験インタラクティブ」または「アダプティブモード」動作を使用して問題を実行する場合、不正解の受験への対応を設定します。

  • それぞれの不正解に対するペナルティ:このオプションではそれぞれの不正解の受験に何点のペナルティが課せられるかコントロールします。問題の正解が10点、ペナルティが20%の場合、2回目の受験での正解は8点、3回目の受験での正解は6点となります。

  • ヒント:ヒントを入力し、オプションを設定します。ヒントは、小テストの設定(小テスト管理>設定を編集する>問題の挙動>問題動作)で「複数受験インタラクティブ」を指定している場合に有効となります。

6.設定が終わったら [変更を保存する] をクリックして作成完了します。

記述問題

問題に対して、解答者が言葉またはフレーズを入力する問題です。異なる評点を持つ、複数の正解を設定することができます。答えには、ワイルドカードを含むこともできます。

1.追加する問題タイプを選択する画面で「記述問題」を選択し、[追加] をクリックします。

2.【一般】以下を設定します。

  • カテゴリ

  • 問題名(必須):小テストを受験する学生には表示されません。教員が問題を識別するために設定します。

  • 問題テキスト(必須):問題文を設定します。

  • デフォルト評点(必須):この問題の評点を設定します。

  • 全般に対するフィードバック

  • 大文字小文字の区別:「はい、文字の大小は合致する必要があります」が選択された場合、「Word」と「word」に異なる評点をつけることができます。

3.【答え】(必須)1つ以上の考えられる答えを入力してください。空白の答えは使用されません。「*」は、どのような文字にでも合致するワイルドカードとして使用することができます。

学生の解答は、ここで入力した「答え」の順番に合致するか比較され、合致した時点で評価は終了します。

選択肢の数を増やす場合は、[さらに3件の選択肢入力欄を追加する] をクリックします。

4.【複数受験】(必須ではありません。)

 学生が問題を正解できるまで複数回受験できるよう「複数受験インタラクティブ」または「アダプティブモード」動作を使用して問題を実行する場合、不正解の受験への対応を設定します。

  • それぞれの不正解に対するペナルティ:このオプションではそれぞれの不正解の受験に何点のペナルティが課せられるかコントロールします。問題の正解が10点、ペナルティが20%の場合、2回目の受験での正解は8点、3回目の受験での正解は6点となります。

  • ヒント:ヒントを入力し、オプションを設定します。ヒントは、小テストの設定(小テスト管理>設定を編集する>問題の挙動>問題動作)で「複数受験インタラクティブ」を指定している場合に有効となります。

5.設定が終わったら [変更を保存する] をクリックして作成完了します。

数値問題

学生からは数値問題は記述問題のように見えます。記述問題と異なる点は数値問題では間違いを受け入れるようにすることができることです。このことにより連続した範囲の答えを設定することができます。例えば正解が10で受け入れることのできるエラー範囲が2の場合、8から12までの間の答えが正解とされます。

1.追加する問題タイプを選択する画面で「数値問題」を選択し、[追加] をクリックします。

2.【一般】以下を設定します。

  • カテゴリ

  • 問題名(必須):小テストを受験する学生には表示されません。教員が問題を識別するために設定します。

  • 問題テキスト(必須):問題文を設定します。

  • デフォルト評点(必須):この問題の評点を設定します。

  • 全般に対するフィードバック

3.【答え】(必須)この問題に対する正解を入力してください。

  • 解答n : 答えを入力します。

  • エラー:受け入れることのできるエラー範囲を入力します。左の例では、解答「10」エラー「2」なので、8から12までが正解になります。

  • 評点 :この答えに対する評点の割合を設定します。この問題で満点を取ることができるよう答えの1つに評点100%を指定してください。

  • フィードバック:この答えに対するフィードバックを設定します。

選択肢の数を増やす場合は、[さらに3件の選択肢入力欄を追加する] をクリックします。

4.【単位処理】(必須ではありません。)

5.【単位】(必須ではありません。)

 単位処理の設定にて、「単位は任意」または「単位は必須」を選択した場合に設定します。例えば正解が「5500」で「単位は任意」、単位1を「W」、単位2を「kW:乗数0.001」と設定した場合、答え「5500」「5500W」または「5.5kW」が正解とされます。

6.【複数受験】(必須ではありません。)

 学生が問題を正解できるまで複数回受験できるよう「複数受験インタラクティブ」または「アダプティブモード」動作を使用して問題を実行する場合、不正解の受験への対応を設定します。

  • それぞれの不正解に対するペナルティ:このオプションではそれぞれの不正解の受験に何点のペナルティが課せられるかコントロールします。問題の正解が10点、ペナルティが20%の場合、2回目の受験での正解は8点、3回目の受験での正解は6点となります。

  • ヒント:ヒントを入力し、オプションを設定します。ヒントは、小テストの設定(小テスト管理>設定を編集する>問題の挙動>問題動作)で「複数受験インタラクティブ」を指定している場合に有効となります。

7.設定が終わったら [変更を保存する] をクリックして作成完了します。

作文問題

作文問題タイプは、1つまたは2つの段落の解答を入力させることを目的としています。長い作文でしたら、オンラインテキスト課題または単一ファイルのアップロード課題の使用をお勧めします。 回答が入力された後、教員が手動で評定する必要があります。

1.追加する問題タイプを選択する画面で「数値問題」を選択し、[追加] をクリックします。

2.【一般】以下を設定します。

  • カテゴリ

  • 問題名(必須):小テストを受験する学生には表示されません。教員が問題を識別するために設定します。

  • 問題テキスト(必須):問題文を設定します。

  • デフォルト評点(必須):この問題の評点を設定します。

  • 全般に対するフィードバック

3.【回答オプション】(必須ではありません。)

  • 解答形式:「HTMLエディタ」「プレインテキスト」「インラインテキストなし」から選択します。

  • テキスト必須:テキスト入力が必須か任意か選択します。

  • 入力ボックスサイズ:解答入力ボックスのサイズ(行数)を設定します。

  • 添付を許可する:添付ファイルを許可するかどうか、許可する場合ファイル数を制限できます。

  • 添付必須:添付を任意にするか、もしくは最低必須添付数を設定できます。

  • 許可されるファイルタイプ

4.【解答テンプレート】(必須ではありません。)入力されたテキストは、学生が解答開始時に解答入力ボックス内に表示されます。

5.【評価者情報】(必須ではありません。)

6.設定が終わったら [変更を保存する] をクリックして作成完了します。

シンプル計算問題

計算問題のシンプルバージョンです。シンプル計算問題は、数値問題に似ていますが、小テスト受験時、設定された数値がランダムに使用されます。

計算問題との違いは、ワイルドカードの設定方法です。計算問題では、ワイルドカードを共有したり小テスト内の他の問題の共有データセットからデータを同期出来るのに対し、シンプル計算問題で生成するワイルドカードは、この問題のみ有効になります。

シンプル計算問題作成に関しては、計算問題の説明を参照ください。

ドラッグ&ドロップイメージ

イメージまたはテキストラベルを背景イメージのドロップゾーンにドラッグ&ドロップします。

1.追加する問題タイプを選択する画面で「ドラッグ&ドロップイメージ」を選択し、[追加] をクリックします。

2.【一般】以下を設定します。

  • カテゴリ

  • 問題名(必須):小テストを受験する学生には表示されません。教員が問題を識別するために設定します。

  • 問題テキスト(必須):問題文を設定します。

  • デフォルト評点(必須):この問題の評点を設定します。

  • 全般に対するフィードバック

3.【プレビュー】「背景イメージ」のボックスに画像をアップロードすると、ボックス下部にプレビュー表示されます。

4.【ドラッグ可能アイテム】以下を設定します。

  • 問題の受験ごとにドラッグアイテムをシャッフルする:チェックを入れると、表示順がシャッフルされます。

  • タイプ:「ドラッグ可能イメージ」もしくは「ドラッグ可能テキスト」から選択します。

  • グループ:選択肢をグループ分けして、グループに対応する色の空欄にのみドラッグ&ドロップすることができます。

  • 無制限:チェックを入れると、無制限に選択可能になります。

  • ファイルを選択する…:タイプで「ドラッグ可能イメージ」選択時、選択肢のイメージファイルをボックスにドラッグ&ドロップします。

  • テキスト:タイプで「ドラッグ可能テキスト」選択時、選択肢のテキストを入力します。

選択肢の数を増やす場合は、[さらに3個の空白ドラッグ可能アイテムを追加する] をクリックします。

5.【ドロップゾーン 】先ほど追加したドラッグ可能アイテムが「ドラッグ可能アイテム」のプルダウンメニューに表示されます。正解をすべて選択します。

6.ドロップゾーンで選択した正解が、先ほどの「3.【プレビュー】」のエリアに表示されますので、ドラッグ&ドロップ背景イメージの適当な位置に配置します。

7.選択肢を配置すると、ドロップゾーンに座標が自動的に表示されます。

8.【総合フィードバック】(必須ではありません。)

 回答の正否に応じたフィードバック(正解、部分的に正解、不正解など)を表示することができます。

9.【複数受験】(必須ではありません。)

 学生が問題を正解できるまで複数回受験できるよう「複数受験インタラクティブ」または「アダプティブモード」動作を使用して問題を実行する場合、不正解の受験への対応を設定します。

  • それぞれの不正解に対するペナルティ:このオプションではそれぞれの不正解の受験に何点のペナルティが課せられるかコントロールします。問題の正解が10点、ペナルティが20%の場合、2回目の受験での正解は8点、3回目の受験での正解は6点となります。

  • ヒント:ヒントを入力し、オプションを設定します。ヒントは、小テストの設定(小テスト管理>設定を編集する>問題の挙動>問題動作)で「複数受験インタラクティブ」を指定している場合に有効となります。

10.設定が終わったら [変更を保存する] をクリックして作成完了します。

プレビュー画面

ドラッグ&ドロップテキスト

テキストラベルをドラッグ&ドロップして問題テキストの足りない部分を埋めます。

1.追加する問題タイプを選択する画面で「ドラッグ&ドロップテキスト」を選択し、[追加] をクリックします。

2.【一般】以下を設定します。

  • カテゴリ

  • 問題名(必須):小テストを受験する学生には表示されません。教員が問題を識別するために設定します。

  • 問題テキスト(必須):問題文を設定します。選択肢を入れる空白部分は、数字をつけた二重角括弧 '[[n]]' を記入します。括弧内の'n'は選択肢の番号になります。

  • デフォルト評点(必須):この問題の評点を設定します。

  • 全般に対するフィードバック

3.【選択肢】以下を設定します。

  • シャッフル:チェックを入れると、表示順がシャッフルされます。

  • 答え:正解を問題テキスト内の番号順に入力します。不正解の選択肢を追加することもできます。

  • グループ:選択肢をグループ分けして、グループに対応する色の空欄にのみドラッグ&ドロップすることができます。

  • 無制限:チェックを入れると、無制限に選択可能になります。

選択肢の数を増やす場合は、[さらに3個の選択肢を追加する] をクリックします。

4.【総合フィードバック】(必須ではありません。)

 回答の正否に応じたフィードバック(正解、部分的に正解、不正解など)を表示することができます。

5.【複数受験】(必須ではありません。)

 学生が問題を正解できるまで複数回受験できるよう「複数受験インタラクティブ」または「アダプティブモード」動作を使用して問題を実行する場合、不正解の受験への対応を設定します。

  • それぞれの不正解に対するペナルティ:このオプションではそれぞれの不正解の受験に何点のペナルティが課せられるかコントロールします。問題の正解が10点、ペナルティが20%の場合、2回目の受験での正解は8点、3回目の受験での正解は6点となります。

  • ヒント:ヒントを入力し、オプションを設定します。ヒントは、小テストの設定(小テスト管理>設定を編集する>問題の挙動>問題動作)で「複数受験インタラクティブ」を指定している場合に有効となります。

6.設定が終わったら [変更を保存する] をクリックして作成完了します。

プレビュー画面

ドラッグ&ドロップマーカー

答えとなるマーカーを背景イメージの正しい位置にドラッグ&ドロップすることで解答します。ドラッグ&ドロップイメージ問題タイプとは異なり、背景イメージ上に領域が表示されません。

1.追加する問題タイプを選択する画面で「ドラッグ&ドロップマーカー」を選択し、[追加] をクリックします。

2.【一般】以下を設定します。

  • カテゴリ

  • 問題名(必須):小テストを受験する学生には表示されません。教員が問題を識別するために設定します。

  • 問題テキスト(必須):問題文を設定します。

  • デフォルト評点(必須):この問題の評点を設定します。

  • 全般に対するフィードバック

3.【プレビュー】「背景イメージ」のボックスに画像をアップロードすると、ボックス下部にプレビュー表示されます。

4.【マーカー】選択した領域に受験者がドロップ&ドロップする答えを入力します。

  • 問題の受験ごとにドラッグアイテムをシャッフルする:チェックを入れると、表示順がシャッフルされます。

  • マーカー:正解を問題テキスト内の番号順に入力します。不正解の選択肢を追加することもできます。

  • マーカー数:マーカーを使用できる回数を選択できます。

5.【ドロップゾーン】先ほど追加したマーカーが「マーカー」のプルダウンメニューに表示されます。

  • 形状:「円」「多角形」「長方形」の3種類から選択します。

  • マーカー:正解をすべて選択します。

6.ドロップゾーンで選択した正解が、先ほどの「3.【プレビュー】」のエリアに表示されます。

背景イメージの左上隅が座標の(0,0)となり、カーソルを動かすと下に座標が表示されるので、正解位置の目安にします。また、背景イメージの方眼は、1マスが10ピクセル×10ピクセルですので、サイズの見当をつけます。

7.座標を入力すると、「プレビュー」が更新されるため、座標を調整しながら設定します。

  • 円・・・中心x,中心y;半径。「240,55;35」と設定した場合、座標(240,55)の位置に半径30ピクセルの円になります。

  • 多角形・・・x1, y1; x2, y2; ...; xn, yn。下の例の長崎県のように多角形の頂点の座標を順に指定します。

  • 長方形・・・左上x,左上y; 幅W, 高さH。

※受験者は、マーカーを配置する際、選択したマーカー左上の円が問題作成時に設定したドロップゾーンに入るよう解答します。マーカー左上の円形部分がドロップゾーンに入っていないと、不正解となる場合があります。考慮してドロップゾーンを指定するか、円形部分をエリアの中心付近に配置するように問題テキストに記載する必要があります。

8.【総合フィードバック】(必須ではありません。)

 回答の正否に応じたフィードバック(正解、部分的に正解、不正解など)を表示することができます。

9.【複数受験】(必須ではありません。)

 学生が問題を正解できるまで複数回受験できるよう「複数受験インタラクティブ」または「アダプティブモード」動作を使用して問題を実行する場合、不正解の受験への対応を設定します。

  • それぞれの不正解に対するペナルティ:このオプションではそれぞれの不正解の受験に何点のペナルティが課せられるかコントロールします。問題の正解が10点、ペナルティが20%の場合、2回目の受験での正解は8点、3回目の受験での正解は6点となります。

  • ヒント:ヒントを入力し、オプションを設定します。ヒントは、小テストの設定(小テスト管理>設定を編集する>問題の挙動>問題動作)で「複数受験インタラクティブ」を指定している場合に有効となります。

10.設定が終わったら [変更を保存する] をクリックして作成完了します。

ミッシングワード選択

ドロップダウンメニューを使って問題テキスト内の足りない言葉を埋める問題です。ドラッグ&ドロップテキスト問題タイプとよく似ていますが、ドラッグボックスの代わりにテキスト内のドロップダウンメニューを使用します。問題テキストが非常に長く、ドラッグ&ドロップを行うために多くのスクロールが必要になる場合に適しています。

1.追加する問題タイプを選択する画面で「ミッシングワード選択」を選択し、[追加] をクリックします。

2.【一般】以下を設定します。

  • カテゴリ

  • 問題名(必須):小テストを受験する学生には表示されません。教員が問題を識別するために設定します。

  • 問題テキスト(必須):問題文を設定します。選択肢を入れる空白部分は、数字をつけた二重角括弧 '[[n]]' を記入します。括弧内の'n'は選択肢の番号になります。

  • デフォルト評点(必須):この問題の評点を設定します。

  • 全般に対するフィードバック

3.【選択肢】以下を設定します。

  • シャッフル:チェックを入れると、表示順がシャッフルされます。

  • 答え:正解を問題テキスト内の番号順に入力します。不正解の選択肢を追加することもできます。

  • グループ:選択肢をグループ分けして、同じグループのもののみ回答の選択肢として表示することも可能です。

選択肢の数を増やす場合は、[さらに3個の選択肢を追加する] をクリックします。

4.【総合フィードバック】(必須ではありません。)

 回答の正否に応じたフィードバック(正解、部分的に正解、不正解など)を表示することができます。

5.【複数受験】(必須ではありません。)

 学生が問題を正解できるまで複数回受験できるよう「複数受験インタラクティブ」または「アダプティブモード」動作を使用して問題を実行する場合、不正解の受験への対応を設定します。

  • それぞれの不正解に対するペナルティ:このオプションではそれぞれの不正解の受験に何点のペナルティが課せられるかコントロールします。問題の正解が10点、ペナルティが20%の場合、2回目の受験での正解は8点、3回目の受験での正解は6点となります。

  • ヒント:ヒントを入力し、オプションを設定します。ヒントは、小テストの設定(小テスト管理>設定を編集する>問題の挙動>問題動作)で「複数受験インタラクティブ」を指定している場合に有効となります。

6.設定が終わったら [変更を保存する] をクリックして作成完了します。

プレビュー画面

ランダム記述組み合わせ問題

すでに作成されている記述問題からランダムに組み合わせる問題です。各記述問題に複数の正解を設定されている場合、選ばれる正解は1番目の正解のみです。

1.追加する問題タイプを選択する画面で「ランダム記述組み合わせ問題」を選択し、[追加] をクリックします。

2.【一般】以下を設定します。

  • カテゴリ:すでに作成されている記述問題が含まれているカテゴリを選択します。

  • 問題名(必須):小テストを受験する学生には表示されません。教員が問題を識別するために設定します。

  • 問題テキスト(必須):問題文を設定します。(例「以下の問題の答えをリストから選択しなさい。」)

  • デフォルト評点(必須):この問題の評点を設定します。

  • 全般に対するフィードバック

  • 選択する問題数

  • カテゴリを含む:チェックを入れると、サブカテゴリからも問題が選択されます。

3.【総合フィードバック】(必須ではありません。)

 回答の正否に応じたフィードバック(正解、部分的に正解、不正解など)を表示することができます。

4.【複数受験】(必須ではありません。)

 学生が問題を正解できるまで複数回受験できるよう「複数受験インタラクティブ」または「アダプティブモード」動作を使用して問題を実行する場合、不正解の受験への対応を設定します。

  • それぞれの不正解に対するペナルティ:このオプションではそれぞれの不正解の受験に何点のペナルティが課せられるかコントロールします。問題の正解が10点、ペナルティが20%の場合、2回目の受験での正解は8点、3回目の受験での正解は6点となります。

  • ヒント:ヒントを入力し、オプションを設定します。ヒントは、小テストの設定(小テスト管理>設定を編集する>問題の挙動>問題動作)で「複数受験インタラクティブ」を指定している場合に有効となります。

5.設定が終わったら [変更を保存する] をクリックして作成完了します。

プレビュー画面(記述問題カテゴリ4問から3問選択)

カテゴリイメージ

計算問題

計算問題は数値問題に似ていますが、ワイルドカード (例 {x} , {y}) を使用することで、小テスト受験時、設定された数値がランダムに使用されます。

ランダム要素を必要としない場合は、代わりに数値問題タイプを使用してください。

1.追加する問題タイプを選択する画面で「計算問題」を選択し、[追加] をクリックします。

2.【一般】以下を設定します。

  • カテゴリ

  • 共有ワイルドカード:(選択したカテゴリ内に共有ワイルドカードがある場合)その名称や値域などが表示され、計算問題に利用することができます。ワイルドカードのデータセット設定は、問題保存後に設定します。

  • 問題名(必須):小テストを受験する学生には表示されません。教員が問題を識別するために設定します。

  • 問題テキスト(必須):問題文を設定します。変数は、波括弧 '{' と '}' でくくります。

  • デフォルト評点(必須):この問題の評点を設定します。

  • 全般に対するフィードバック

3.【答え】(必須)この問題に対する正解を入力してください。

  • 答えの公式: 正解の公式を入力します。

  • 評点 :この答えに対する評点の割合を設定します。この問題で満点を取ることができるよう答えの1つに評点100%を指定してください。

  • 許容誤差・タイプ(「相対」「絶対」「対数」)

  • 答え表示・フォーマット(「小数」「有効数字」)

  • フィードバック:この答えに対するフィードバックを設定します。

正解が複数ある場合は、[さらに1個の答え入力欄を追加する] をクリックします。

4.【単位処理】(必須ではありません。)

5.【単位】(必須ではありません。)

 単位処理の設定にて、「単位は任意」または「単位は必須」を選択した場合に設定します。例えば正解が「5500」で「単位は任意」、単位1を「W」、単位2を「kW:乗数0.001」と設定した場合、答え「5500」「5500W」または「5.5kW」が正解とされます。

6.【複数受験】(必須ではありません。)

 学生が問題を正解できるまで複数回受験できるよう「複数受験インタラクティブ」または「アダプティブモード」動作を使用して問題を実行する場合、不正解の受験への対応を設定します。

  • それぞれの不正解に対するペナルティ:このオプションではそれぞれの不正解の受験に何点のペナルティが課せられるかコントロールします。問題の正解が10点、ペナルティが20%の場合、2回目の受験での正解は8点、3回目の受験での正解は6点となります。

  • ヒント:ヒントを入力し、オプションを設定します。ヒントは、小テストの設定(小テスト管理>設定を編集する>問題の挙動>問題動作)で「複数受験インタラクティブ」を指定している場合に有効となります。

7.設定が終わったら [変更を保存する] をクリックすると、ワイルドカードのデータセットの設定に移ります。

※ワイルドカード(変数)およびデータセットについて

Moodleで計算問題を行う場合、ランダムに選択された値とワイルドカードが置換されます。しかし、これらの値は完全にランダムという訳ではなく、事前に定義された「データセット」からランダムに選択されます。そのため、可能性のある値を事前に設定することができます。

データセットは、「プライベート」または「共有」にすることができます。プライベートデータセットは、1つの計算問題内の1つのワイルドカードに使用されます。共有データセットは、すべての計算問題内の1つのワイルドカードに使用されます。

8.「ワイルドカードのデータセット属性を選択する」画面で以下を選択します。

  • 答えの必須ワイルドカード

  • 小テスト内の他の問題の共有データセットからデータを同期する

[次のページ] をクリックします。

9.「ワイルドカードデータセットを編集する」画面で個々のデータを追加します。自分で値を設定することも、Moodleに値を設定してもらうこともできます。

(1)【追加するアイテム】

  • ワイルドカード

  • 値域:変数に設定する値の最小値と最大値

  • 小数位

  • 分布:「一様分布」は上下限間の値が同様に分布し、「対数一様分布」は下限に近い値が多くなります。

(2)【答えの許容誤差パラメータ】ここでは、問題設定で指定した許容誤差の値が反映されています。必要に応じて許容誤差の設定を更新できます。

【追加】

  • (3)次のアイテムの追加方法:アイテムの追加方法を選択し、[「追加するアイテム」を仮取得する] をクリックすると、(1)で指定したワイルドカードの設定(値域・少数位・分布)を反映した値に変数が更新されます。

  • (4)アイテムを追加する:追加するワイルドカード値のセット数を指定し、[追加] をクリックします。値を1つずつ確認しながら設定するときは、1セットずつ追加してください。

(5)【削除】削除するワイルドカード値のセット数を指定し、[削除] をクリックします。

自分で値を設定する場合

(1)の「ワイルドカード」に値を入力し、(4)の [追加] ボタン(1セット)をクリックします。これを繰り返します。

Moodleに値を設定してもらう場合

(1)の「値域」「小数位」「分布」を設定し、(3)の [「追加」するアイテムを仮取得する] ボタンをクリックします。値を確認して(4)の [追加] ボタンをクリックします。これを繰り返します。

10.追加されたアイテムはページ下部に表示されます。追加が終わったら [変更を保存する] をクリックして完了します。

穴埋め問題(Cloze)

穴埋め形式の問題タイプで、記述問題、数値問題、多肢選択問題を挿入することができます。特別なコードを含んだフォーマットで、問題テキストを作成する必要があります。

穴埋め問題のフォーマットで問題テキストを作成しておき、穴埋め問題を小テストに追加するとスムーズです。

<穴埋め部分のフォーマットと記号の説明>

{問題の点数:問題形式コード:= 正しい答え# この答えに対するフィードバック ~%数値% 部分点を与える答え # この答えに対するフィードバック ~間違った答え # この答えに対するフィードバック }

  • { } ・・・問題となる部分全体をくくります。

  • 問題の点数・・・問題の加重(配点)を入力します。

  • :問題形式コード:・・・記述問題・数値問題・多肢選択問題で問題形式コードが異なります。:(半角コロン)でくくります。

  • = ・・・正しい答えの前につけます。%100%でも同じです。

  • %数値% ・・・部分点を与える答えの前につけます。指定した%で評点を割り当てます。

  • # ・・・答えとフィードバックを区切ります。

  • ~ ・・・答えと答えを区切ります。

記述問題

空欄に文字を入れさせる穴埋め問題に利用します。

問題形式コード:SHORTANSWER(大文字小文字の区別なし)、SHORTANSWER_C(大文字小文字の区別あり)

<問題テキスト記述例>

次の文章の空欄に、適切な言葉を入れなさい。

福岡県の県庁所在地は{1:SHORTANSWER:=福岡市#正解です。~%50%ふくおかし#漢字で答えてください。獲得点数は50%です。~%0%北九州市#違います。}

数値問題

空欄に数値を入れさせる穴埋め問題に利用します。文字列が入力された場合、小テストを送信する前に「不完全な答え」と表示され、警告することができます。

問題形式コード:NUMERIAL

<問題テキスト記述例>

全国の都道府県の数は{2:NUMERICAL:%100%47# 正解。1道1都2府43県です。} である。}

多肢選択問題

選択肢の中から1つ選択させる穴埋め問題に利用します。

問題形式コード:MULTICHOICE(ドロップダウンメニュー)、MULTICHOICE_V(ラジオボタンが垂直に表示)、MULTICHOICE_H(ラジオボタンが水平に表示)

<問題テキスト記述例>

九州大学は、{3:MULTICHOICE:%100% 福岡県# 正解です~%0% 大分県# 不正解です~%0% 鹿児島県# 不正解です}にあります。

1.追加する問題タイプを選択する画面で「穴埋め問題(Cloze)」を選択し、[追加] をクリックします。

2.【一般】以下を設定します。

  • カテゴリ

  • 問題名(必須):小テストを受験する学生には表示されません。教員が問題を識別するために設定します。

  • 問題テキスト(必須):穴埋め問題のフォーマットで問題テキストを入力します。

  • 全般に対するフィードバック

[問題テキストをデコードおよび確認する] をクリックすると、下に【問題 {#n} 記述問題】セクションが表示されます。「デフォルト評点」「答え」「評点」「フィードバック」として読み込まれた内容が表示され、問題テキストの書き方に誤りがないか確認できます。

3.【複数受験】(必須ではありません。)

 学生が問題を正解できるまで複数回受験できるよう「複数受験インタラクティブ」または「アダプティブモード」動作を使用して問題を実行する場合、不正解の受験への対応を設定します。

  • それぞれの不正解に対するペナルティ:このオプションではそれぞれの不正解の受験に何点のペナルティが課せられるかコントロールします。問題の正解が10点、ペナルティが20%の場合、2回目の受験での正解は8点、3回目の受験での正解は6点となります。

  • ヒント:ヒントを入力し、オプションを設定します。ヒントは、小テストの設定(小テスト管理>設定を編集する>問題の挙動>問題動作)で「複数受験インタラクティブ」を指定している場合に有効となります。

4.設定が終わったら [変更を保存する] をクリックして作成完了します。

多肢選択計算問題

多肢選択計算問題は、ワイルドカードを使用する数値式を選択肢に含むことのできる多肢選択問題のような問題です。

計算問題と同様、ワイルドカードを共有したり小テスト内の他の問題の共有データセットからデータを同期したりできます。

多肢選択計算問題作成に関しては、多肢選択問題および計算問題の説明を参照ください。

説明

「説明」は実際の問題ではなく、テキスト(画像を含むこともできます)を小テストに追加します。答えは要求されません。これは、コースページにコンテンツとしてラベルを追加するやり方に似ています。ここでは説明は省きます。

8-4.問題バンクに問題を作成・小テストに問題を追加する

問題バンクに問題を作成し、そこから小テストに問題を追加することができます。

1.コース内画面より、画面右上の操作ボタンをクリックし、[さらに…]を選択します。コース管理画面が表示されるので、コース管理タブから「問題バンク」をクリックします。

2.問題バンク画面が表示されるので、問題を作成する「カテゴリ」を選択して[新しい問題を作成する…] をクリックします。

3.問題タイプを選択し、[追加] ボタンをクリックします。

4.問題作成画面が表示されますので、各問題タイプの作成手順に沿って問題を作成したら [変更を保存する] をクリックしてください。

5.問題バンク画面に戻ります。作成した問題が追加されていることを確認してください。さらに問題を追加する場合は、2.から繰り返してください。

6.コース画面において問題を作成する小テストをクリックします。(またはここで小テストを作成して表示します。「8-1.小テストの新規作成」を参照。)

7.[小テストを編集する] をクリックします。もしくは小テスト画面右上の操作ボタン(歯車マーク)をクリックして「小テストを編集する」を選択します。

8.「追加」をクリックし「問題バンクから」を選択します。

9.ポップアップ画面が表示されるので、「カテゴリ」や「タグ」で問題を追加したい問題を探し、追加する問題にチェックを入れて選択したら[選択した問題を小テストに追加する] をクリックします。小テストの編集画面に戻りますので、作成した問題が追加されていることを確認してください。

8-5.小テストにランダムに問題を追加する

学生が小テスト受験時、カテゴリからランダムに選ばれた問題を出題することができます。同じ問題が選択される可能性が低いため、複数の学生が受験する際や学生が複数回受験する際に有効です。

※先に問題をランダム問題用のカテゴリと問題を作成しておくことをお勧めします。カテゴリ内の問題数が多いほど、同じ問題が選択される可能性は低くなります。

1.コース画面において問題を作成する小テストをクリックします。

2.[小テストを編集する] をクリックします。もしくは小テスト画面右上の操作ボタン(歯車マーク)をクリックして「小テストを編集する」を選択します。

3.「追加」をクリックし「ランダム問題」を選択します。

4.ポップアップ画面が表示されるので、カテゴリと出題数を設定し、[ランダム問題を追加する] をクリックします。

小テストの編集画面に戻りますので、作成した問題が追加されていることを確認してください。

8-6.問題バンクを編集する

カテゴリや問題の追加・編集ができます。

コース内画面より、画面右上の操作ボタンをクリックし、[さらに…]を選択します。コース管理画面が表示されるので、コース管理タブから「問題バンク」をクリックします。

問題を別のカテゴリへ移動

問題のカテゴリを選択し、カテゴリを変更したい問題にチェックを入れます。移動先のカテゴリを選択して [移動>>] をクリックします。

カテゴリの追加・編集

<追加>

「カテゴリ」タブをクリックします。親カテゴリの選択、カテゴリ名と説明の入力が済んだら [カテゴリを追加する] をクリックします。

<編集>

「カテゴリ」タブをクリックします。編集したいカテゴリを選択し、編集が済んだら [変更を保存する] をクリックします。削除や改装の変更も可能です。

カテゴリをクリック

8-7.小テストの内容を確認する(プレビュー)

1.コース画面において内容を確認する小テストをクリックします。

2.小テスト画面右上の操作ボタン(歯車マーク)をクリックして「プレビュー」を選択すると、プレビュー画面が表示されます。

8-8.小テストの受験結果を確認する

1.コース画面において受験結果を確認する小テストをクリックします。

2.小テスト画面右上の操作ボタン(歯車マーク)をクリックして「受験結果」を選択すると、学生の受験結果が表示されます。

この画面では、以下のことを行うことができます。

  • 表示する結果内容の選択

  • 表示オプションの指定とレポートの表示

  • 再評定

  • 解答結果のダウンロード

  • 受験結果の削除

  • 評点の学生分布の表示

9.アンケート

アンケートをとり、集計結果をグラフ表示することができます。小テストの作成は次の流れで行います。

  1. アンケートの作成

  2. アンケート項目の追加

9-1.アンケートの作成

教員が 2-2.コースの編集画面 >>【編集モード画面】活動の編集

を参考に、アンケートを置きたいコース・トピックに「活動またはリソースを追加」します。

アンケートをクリックします。

アンケートの設定画面が表示されます。

1.【一般】アンケート名(および説明)を入力します。

2.【タイミング】アンケート期間を設定します。

3.【回答オプション】

  • タイプ:回答が1回のみか、定期的か、無制限( 多数 )かを選択します。

  • 回答者タイプ:回答者の名前をフルネーム表示か匿名表示かを選択します。匿名からフルネームに戻すことはできません。

  • 回答の閲覧:学生に全て(全履修者)の回答をいつ公開するか、または公開しないかを選択します。

  • 質問の分岐を許可する:”Yes” を選ぶと、はい/いいえ、ドロップダウンボックス、またはラジオボタンの回答によって分岐する質問を使用できます。

4.各設定を行ってから画面下部の [保存してコースに戻る] ボタンをクリックすると、コースにアンケートが追加されます。

9-2.アンケート項目の追加

1.コース画面において問題を作成するアンケートをクリックします。

2.[アンケート項目の追加] をクリックします。2回目以降は画面右上の操作ボタン(歯車マーク)をクリックして「アンケート項目」を選択します。

3.プルダウンメニューから質問タイプを選択し、[選択した質問タイプの追加] をクリックします。(チェックボックスを例として説明します。)

アンケート項目画面が表示されます。

  1. 【質問 チェックボックス を追加する】

  • 項目名

  • 必須回答

  • 強制的な回答の最小数/最大数

  • 質問文

  • 回答の選択肢:複数選択肢は改行で入力します。

  1. 【依存関係】(アンケートの設定画面で回答オプション>質問の分岐を許可するで”Yes” を選択し、上位となる質問が追加済みの場合のみ表示されます。)

  • 上位の質問項目:この質問に回答するための上位の質問と回答を選択します。(必須条件と任意条件があります。)

[変更を保存する] をクリックして追加します。

「プレビュー」タブをクリックすると、アンケートのプレビューが表示されます。

9-3.アンケート結果の閲覧・ダウンロード

1.コース画面において閲覧するアンケートをクリックします。

2.「全回答の閲覧」タブをクリックすると、アンケート結果が表示されます。

3.また、「テキストフォーマットでダウンロードする」タブををクリックすると、アンケート結果をダウンロードすることができます。

9-4.アンケート回答者一覧・非回答者一覧

回答者一覧を閲覧するには「回答のリスト」をクリックします。非回答者一覧を表示するには「非回答者」をクリックします。

10.評定

「小テスト」や「レポート課題」などの結果を点数で評価したものをMoodleでは「評定」と呼びます。

評定は、エクスポートしてパソコンにファイル保存したり、パソコンでファイルを編集してコースの評定にインポートすることができます。

10-1.評定を確認する

コース内画面左側ナビゲーションメニューの「評定」をクリックすると、コース内の課題や小テストの評定が全て表示されます。

10-2.評定をエクスポートする

1.コース内画面左側ナビゲーションメニューの「評定」をクリックして評定画面を表示します。

2.「エクスポート」タブをクリックして、エクスポートするファイル種類のタブを選択します。ここでは「Excelスプレッドシート」を例に説明します。

3.評定項目を選択し [ダウンロード] をクリックします。

4.ファイルがダウンロードされたことを確認してください。

10-3.評定をインポートする

エクスポートした「Excelスプレッドシート」をExcelで編集し、「CSVファイル」でインポートする方法について説明します。

1.エクスポートしたファイルを開き、変更(上書き)したい評定の列に入力します(上書きしたいデータ列のみで構いません)。編集したExcelファイルを、名前を付けて保存→ファイルの種類で「CSVファイル(カンマ区切り)(*.csv)」を選択して保存します。

2.コース内画面左側ナビゲーションメニューの「評定」をクリックして評定画面を表示し、「インポート」タブをクリックして、「CSVファイル」を選択します。

3.ファイル欄に 1.で保存したCSVファイルを追加し、エンコーディングはファイルを保存したときの文字コードを選択します。設定を確認して [評定をアップロードする] をクリックすると、インポートプレビューおよび設定に移ります。

問題のカテゴリを選択し、カテゴリを変更したい問題にチェックを入れます。移動先のカテゴリを選択して [移動>>] をクリックします。

4.【ユーザ識別方法】マップ元、マップ先はメールアドレスを選択します。

5.【評定項目マッピング】変更(上書き)したい評定のみ選択します。その他は「無視」のままにしておきます。

6.設定が済んだら [設定をアップロードする] をクリックします。「評定インポートが正常に完了しました。」と表示されたら、 [続ける] をクリックして完了します。

11.投票

教員が1つのテーマを作成しそれに対して、選択肢から回答となるものを学生が選択することができます。また投票結果を公開、集計する事もできます。

11-1.投票の新規作成

教員が 2-2.コースの編集画面 >>【編集モード画面】活動の編集

を参考に、投票を置きたいコース・トピックに「活動またはリソースを追加」します。

投票をクリックします。

投票の設定画面が表示されます。

  1. 【一般】

  • 投票名

  • 説明:投票してほしい内容などを入力します。

  • オプション表示モード:選択肢のレイアウトを指定できます。(「水平に表示する」「垂直に表示する」)

  1. 【オプション】

  • 投票内容の更新を許可する:「Yes」にすると、学生は投票の更新(変更)ができます。

  • 2つ以上の選択を許可する:「Yes」にすると項目がチェックボックスになり、学生は複数の選択肢を選択できます。

  • 投票可能数を制限する:各選択肢に投票制限をつけるかどうかを選択します。”No”の場合、各選択肢を参加者何名でも投票することができ、”Yes”にすると、投票数を制限できます。※”Yes”にした場合、下の「制限」に数値を設定してください。上限値がゼロの場合、誰もその選択肢を選ぶことができません。

  • オプションn:投票の選択項目

  • 制限n(「投票可能数を制限する」で”Yes”にした場合のみ):参加者が投票できる上限を入力します。

選択肢を増やす場合は、[フィールド3個をフォームに追加する] をクリックします。

3.【利用】投票期間を設ける場合は、回答の開始日時・終了日時の「Yes」にチェックを入れて、設定してください。

4.【結果】投票結果の公開のタイプを設定します。投票期間や投票結果の公開タイプにより、投票結果の棒グラフ表示有無が変わります。

  • 投票結果を公開する

学生に投票結果を公開しない・・・学生に投票結果を公開しません。

投票した後、学生に投票結果を表示する・・・投票した学生にのみ、投票結果を表示します。

この投票全体が終了した場合のみ、学生に投票結果を表示する・・・投票の回答終了日時”Yes”にチェックありの場合のみ、終了日時を過ぎたら表示します。それ以外は表示しません。

常に学生に投票結果を表示する・・・常に学生に投票結果を表示します。

※投票結果を棒グラフで表示させたい場合は ”学生に投票結果を公開しない”以外を選択してください。学生に公開せずに棒グラフの結果をご覧になられたい場合は、”この投票全体が終了した後、学生に投票結果を表示する” を選択し、投票終了後に”投票”の活動を非表示化させてください。

  • 投票結果のプライバシー:投票結果を匿名で公開するか、学生名を表示して公開するかを設定します。上の公開設定で”学生に投票結果を公開しない”以外を選択した場合に設定することができます。

  • 未投票のカラムを表示する

  • 利用停止ユーザからの回答を含む

5.各設定を行ってから画面下部の [保存してコースに戻る] ボタンをクリックして完了します。

11-2.投票結果の閲覧

1.コース画面において結果を確認する投票をクリックします。

2.公開の設定条件により(”学生に投票結果を公開しない”以外)、投票結果の棒グラフが表示されます。

下部の「チャートデータを表示する」をクリックすると、チャートデータが表示されます。

3.2 の画面右上の「*件の投票結果を表示する」をクリックすると投票結果画面が表示され、ダウンロードする事ができます。

12.ワークショップ

ワークショップ活動モジュールでは、学生のワークを収集、レビューおよび相互評価することができます。

学生はワードなどで処理したドキュメント、スプレッドシートのようなデジタルコンテンツ(ファイル)を提出することができます。また、テキストエディタを使用してフィールドに直接テキストを入力することができます。

提出物は教員が作成した複数の基準の評価フォームを使用して評価されます。相互評価手順および評価フォームを理解するために、教員から提供される練習用提出物と評価例によってあらかじめ練習することができます。学生には1つ以上のクラスメートの提出物を評価する機会が与えられます。必要であれば、提出およびレビューを匿名にすることもできます。

ワークショップ活動において、学生は「自分の提出物」に対する評点、および「クラスメートの提出物の評価」に対する評点の2つの評点を取得します。

12-1.ワークショップの作成

教員が 2-2.コースの編集画面 >>【編集モード画面】活動の編集

を参考に、ワークショップを置きたいコース・トピックに「活動またはリソースを追加」します。

ワークショップをクリックします。

課題の設定画面が表示されます。

1.【一般】ワークショップ名(および説明)を入力します。

2.【評定設定】

  • 評定方法:使用する評価フォームおよび提出の評定方法を決定します。

累積評価・・・評定者から評点とコメントを与えることができます。

コメント・・・評定者からコメントを与えることができます。

エラー数・・・指定された条件に関して、コメントおよび yes/no 評価を与えることができます。

ルーブリック・・・後の「評価フォームを編集する」で設定したルーブリックに従い、レベル評価を与えることができます。

  • 提出に対する評点:提出されたワークで取得できる最大評点を指定します。0~100点の範囲で設定します。

  • 提出合格点

  • 評価に対する評点:提出の評価に関して取得できる最大評点を指定します。0~100点の範囲で設定します。

  • 評価合格点

  • 評点の小数位

「提出に対する評点」「評価に対する評点」はそれぞれ、コースの評定者レポートに表示されます。

3.【提出設定】

  • 提出のインストラクション:提出フェーズ時に学生に表示されます。提出物に対する指示を記載します。

  • 提出の最大添付数:提出するファイル数の上限を設定します。

  • 提出添付で許可されたファイルタイプ

  • 最大提出添付サイズ:提出するファイルサイズの上限を設定します。

  • 提出期限後の提出:チェックをいれると、提出期限後も提出物の提出ができます。

4.【評価設定】

  • 評価のインストラクション:評価フェーズ時に学生に表示されます。評価基準や評価方法など、評価に対する指示を記載します。

  • 自己評価を使用する:チェックをいれると、自己の提出物に対して評価することができます。

5.【フィードバック】

  • 全体フィードバックモード:有効にした場合、評価フォーム下部にテキストフィールドが表示されます。評定者はそこに提出の全体評価や、評価に関する追加的な説明を入力することができます。

  • 全体フィードバックの最大添付数

  • フィードバック添付で許可されたファイルタイプ

  • 全体フィードバックの最大添付サイズ

  • 結論:結論は活動終了時に参加者に表示されます。

6.【提出例】

  • 提出例を使用する:有効にした場合、ユーザは1つまたはそれ以上の提出例の評価を試すことができます。また、自分が評価した内容を参考評価と比較することができます。提出例の評価は、評価の評定にはカウントされません。

  • 評価例のモード:上の「提出例を使用する」を有効にした場合に設定できます。

提出例の評価は任意です

コメント・・・評定者からコメントを与えることができます。

自身の提出前に例を評価する必要があります・・・学生は提出例の評価をしないと、提出できません。

提出例は自身の提出後に利用することができます。また、相互評価前に評価する必要があります・・・学生は提出例を評価しないと、評価できません。

7.【利用】

  • 提出開始日時・提出終了日時:”Yes”にチェックすると、提出期間を設定できます。

  • 提出終了日時後、次のフェーズに移行する:提出終了日時を指定したうえでこの設定を有効にした場合、提出終了日時後にワークショップは自動で評価フェースに移行します。

  • 評価開始日時・評価終了日時:”Yes”にチェックすると、評価期間を設定できます。

8.【モジュール共通設定】

  • 利用

コースページに表示する・・・学生ロールユーザに公開されます。

学生から隠す・・・教員ロールのみが利用できます。

  • IDナンバー:空白のままにします。

  • グループモード:クラスをグループ分けしている場合、グループ毎にワークショップの利用ができます。

グループなし・・・グループに関係なくコースユーザ全員でワークショップを利用します。

分離グループ・・・グループ単位で利用します。他グループメンバーの評価をすることはありませんし、他のグループを閲覧することもできません。

可視グループ・・・グループ単位で利用します。他グループメンバーの評価をすることはありませんが、他のグループを閲覧することができます。

  • グルーピング:グループモードでグループなし以外を選択した場合、グルーピングを選択できます。

9.各設定を行ってから画面下部の [保存してコースに戻る] ボタンをクリックします。

12-2.ワークショップを使用する

ワークショップは5つのフェーズに分かれており、ワークショップランナーと呼ばれる表に現在のフェーズがハイライトされます。完了したタスクにはチェックが表示されます。チェックが入っていないものは、これから実施すべき項目です。

ワークショップランナー

1)セットアップフェーズ

教員がワークショップ設定・評価基準などの設定・変更を行います。

  ↓

2)提出フェーズ

学生が提出可能になります。提出期間は設定で日時を制限できます。

  ↓

3)評価フェーズ

学生が相互評価を行います。

  ↓

4)成績評価フェーズ

教員が最終評点の計算を行います。

  ↓

5)終了フェーズ

フェーズを切り替えるにはワークショップランナーに表示される「○○フェーズにスイッチする○」をクリックしてください。 確認画面が表示されますので、[続ける] をクリックしてフェーズを切り替えます。フェーズが変わったら切り替えたフェーズに色が付きます。

下の図の例で「提出フェーズにスイッチする○」をクリックすると、セットアップフェーズから提出フェーズに切り替えることができます。

※フェーズの切り替えは、ワークショップ開始後は注意して行ってください。

1)セットアップフェーズ

下の図の例では「評価フォームを編集する」「提出例を準備する」を行う必要があります。

<評価フォームを編集する>

「評価フォームを編集する」をクリックすると、評価フォーム編集の画面が表示されます。ワークショップ設定画面で、評定設定>評定方法で選択した項目によって、編集内容が異なります。編集したら保存してください。

評定方法:累積評価

アスペクトは追加可能です。

1.アスペクト説明:評価内容を記載します。

2.可能な範囲の最良評点 / 使用する評価尺度:評価をつけるタイプを選択します。

なし・・・アスペクトでは累積評価を行わず、評価者はコメントのみを記載します。

尺度・・・尺度を選択した場合、「尺度」を選択します。

評点・・・評点を選択した場合、「最大評点」を設定します。

3.加重:各アスペクトの評価の加重を選択します。

評定方法:コメント

アスペクトは追加可能です。

1.アスペクト説明:指定条件を記載します。

評定方法:エラー数

評価者は主張(アサーション)ごとに合格または不合格をマークします。アサーションは追加可能です。

1.主張説明:評価条件を記載します。ここでは、Yes/Noなどで評価できる内容である必要があります。

2.エラーを表す言葉 / 成功を表す言葉:設定したワードが評価フォームに表示されます。(Yes/No や あり/なし、良い/悪い など)

3.加重:各主張の評価の加重を選択します。

評定方法:ルーブリック

クライテリアは追加可能です。

1.クライテリア説明:判断基準を記載します。

2.レベル評価および定義:レベル評価を定義します。0~100の範囲でレベルは変更できます。ここで設定するレベルは、評価フォームには表示されません。

3.ルーブリック設定:ルーブリックのレイアウトを選択します。

<提出例を準備する>

ワークショップ設定画面で、提出例>提出例を使用するにチェックした場合は「提出例を準備する」項目が表示されてるので設定してください。

ワークランナー表の下部の [提出例を追加する] をクリックすると、提出例の設定画面に移ります。

提出例設定画面で、タイトル(必須)と提出コンテンツもしくは添付ファイルを設定し、[変更を保存する] をクリックします。

その後、提出例の評価も行ってください。

2)提出フェーズ

<評価のインストラクションを記述する>

ワークショップの設定で「評価のインストラクション」を設定済みの場合はチェックが付いた状態になっています。チェックがついてない場合は「評価のインストラクションを記述する」をクリックして設定を行ってください。

<提出を割り当てる>

学生に提出物の評価を割り当てます。

「提出を割り当てる」をクリックすると、割り当ての画面が表示されます。割り当て方法を選択してください。

手動割り当て

手動で割り当てます。

設定すると「提出が正常に割り当てられました」と表示されます。

ランダム割り当て

  • グループモード:モジュール共通設定にて設定しているグループモードが表示されます。

  • レビュー数:レビューする数を設定し、「提出あたり」「評価者あたり」を選択します。(例…1提出あたり5件の評価を行う)

  • 現在の割り当てを解除する:現在の割り当てを解除し、新たにランダムに割り当てる場合はチェックします。

  • 参加者は何も提出せずに評価できる:学生自身の提出物がなくても評価を行えるようにする場合はチェックを入れます。

  • 自己評価を追加する:評価設定>自己評価を使用するにチェックしている場合、自己評価を追加できます。

[変更を保存する] をクリックして保存します。

スケジュール割り当て

この設定を有効にした場合、提出フェーズ後、提出を自動的に割り当てます。提出フェーズの終了はワークショップ設定内の【提出終了日時】にて設定することができます。

内部的には、このフォームで事前に設定された内容をもとにランダム割り当てが実行されます。これは提出フェーズの後に下記の設定をもとに教師自身がランダム割り当てを実行するかのようにスケジュール割り当てが動作すること意味します。

あなたが提出終了日時の前に手動で評価フェーズにスイッチした場合、スケジュール割り当ては実行されないことに留意してください。その場合、あなた自身で提出を割り当てる必要があります。自動フェーズスイッチ機能といっしょに使用した場合、スケジュール割り当ては特に有用です。

【スケジュール割り当て設定】

  • スケジュール割り当てを有効にする:チェックを入れてください。提出期限終了後に自動で割り当てます。

【現在のステータス】

現在スケジュール割り当てが設定されているか確認できます。スケジュール割り当てを有効にしている場合でも、提出期限が設定されていないと、割り当て不可となります。

【割り当て設定】

提出期限が過ぎて自動的にフェーズが切り替わった後の割り当て設定を行います。詳しくはランダム割り当て設定の説明を参照してください。

<提出フェーズへの切り替え>

設定が完了し、手動で提出フェーズに切り替える(学生の提出を受け入れる)には、ワークショップランナーに表示される提出フェーズの「提出フェーズにスイッチする○」をクリックしてください。 確認画面が表示されますので、[続ける] をクリックしてフェーズを切り替えます。フェーズが変わったら提出フェーズに色が付きます。

3)評価フェーズ

手動で評価フェーズに切り替える(相互評価を始める)には、ワークショップランナーに表示される評価フェーズの「評価フェーズにスイッチする○」をクリックしてください。 確認画面が表示されますので、[続ける] をクリックしてフェーズを切り替えます。フェーズが変わったら評価フェーズに色が付きます。

<学生画面>

学生は【評価が必要な割り当て済み提出】から [評価] をクリックして相互評価を開始します。

教員が設定した評価フォームが表示されます。評価後、ページ下部の[保存して閉じる] を押して、評価を保存するように学生に通知してください。

評価後は【評価が必要な割り当て済み提出】に「評価済み」と表示されます。

<教員画面>

教員のワークショップ画面には【ワークショップ評価レポート】に各学生の評定状況が表示されます。未評価のものは赤で表示されます。

4)成績評価フェーズ

成績評価フェーズに切り替える(相互評価を終了する)には、ワークショップランナーに表示される成績評価フェーズの「成績評価フェーズにスイッチする○」をクリックしてください。確認画面が表示されますので、[続ける] をクリックしてフェーズを切り替えます。フェーズが変わったら成績評価フェーズに色が付きます。

<学生画面>

学生には「評価が評定され、採点が計算されるまでお待ちください」と表示されます。

<提出に対する評点を計算する><評価に対する評点を計算する>

1.【ワークショップ評価レポート】表の「提出に対する評点」「評価に対する評点」がまだ設定されていないことを確認してください。

2.【成績評価設定】で「評定の比較」を設定できます。この設定では評価の比較をどれほど厳格にするか指定します。比較が厳格になるほど、高い評点を得るには評価を近づける必要があります。

3.[評定を再計算する] をクリックすると、ワークショップ評価レポート表の「提出に対する評点」「評価に対する評点」が計算され、表示されます。

4.計算された評点をクリアする場合は、【ワークショップツールボックス】から[すべての評点総計をクリアする] をクリックします。

5.評点が設定されると、成績評価フェーズの「提出に対する評点を計算する」と「評点に対する評点を計算」の項目にチェックが入ります。

<活動の結論を提供する>

ワークショップ設定画面で、フィードバック>結論に設定がない場合は、「活動の結論を提供する」が × となっています。結論は、活動終了時に参加者に対して表示されます。総括などを書くときに用いると便利です。

結論を設定する場合は、「活動の結論を提供する」をクリックしてください。ワークショップの設定画面が表示されます。フィードバック>結論に総括を設定して [保存してコースに戻る] をクリックしてください。

5)終了フェーズ

終了フェーズに切り替える(学生に評点を公開する)には、ワークショップランナーに表示される終了フェーズの「ワークショップを閉じる○」をクリックしてください。確認画面が表示されますので、[続ける] をクリックしてフェーズを切り替えます。フェーズが変わったら終了フェーズに色が付きます。

<学生画面>

終了フェーズに移行すると、学生には評点が表示されるようになります。

13.クリッカー

クリッカーとは、教員の質問に対する学生の回答をリアルタイムに集計することができるシステムです。

近年、双方向的な教育形態を実現できるツールの一つとして、クリッカーの活用が広まっています。クリッカーを用いることで、大人数やオンラインの講義であっても、クラスの学生の考えや理解度を容易に把握したり、可視化することが可能になります。

九州大学では、moodle で利用できるクリッカーを提供しています。

13-1.クリッカーブロックの追加

1.コース内画面より、画面右上の操作ボタンをクリックし、[編集モードの開始]をクリックして編集モードを開始します。

2.画面左側ナビゲーションメニュー下部に「ブロックを追加する」が現れるので、クリックします。

3.ブロックを追加する画面が表示されるので、「クリッカー」をクリックします。

13-2.クリッカーを利用する(新しいセッションの開始)

1.教員は、画面右側のクリッカーブロックの「設定画面」をクリックし、新規セッション名を入力して[セッションの開始]をクリックします。

<学生画面>

2.学生は、教員がセッションを実行している間に、画面右側のクリッカーブロックに表示されている数字をクリックすることで回答を送信します。

<教員画面>

3.教員は、画面右側のクリッカーブロックの「設定画面」をクリックすると現在のセッションの詳細を確認することができます。

<教員画面>

4.セッション実行中、教員は以下のことが可能です。

【クリッカー設定画面】

  • [セッションの終了]ボタンのクリックで、現在のセッションを終了します。

  • 回答人数や回答者・選択番号を確認できます。

【集計結果を開く】

  • 各ボタンをクリックすると、ポップアップ画面で学生の回答状況をリアルタイムでグラフに可視化できます。これをプロジェクターに表示すれば、回答分布などをクラス内で容易に共有できます。

※集計結果はセッション終了後でも確認できます。

13-3.過去の回答状況を確認・エクスポートする(教員のみ)

過去の学生の回答状況はシステム内に保存されていて、いつでも確認したりCSV形式のログとして取り出したりできます。

<教員画面>

1.画面右側のクリッカーブロックの「設定画面」をクリックします。

2.【集計結果を開く】

確認したいセッションをリストから選択し、表示させたいグラフ形式のボタンをクリックします。

3.【エクスポート】

必要に応じて、「エクスポートするログの期間」や「すべてのログか最後の回答のみか」を選択して[過去のログをエクスポート]をクリックします。

14.インポート(教員のみ-コース間のコンテンツコピー)

Moodleでは、インポート機能を利用してコース間でコンテンツをコピー出来ます。(コピー元とコピー先の両コースで教員権限があるユーザーのみ可能)

小テストやアンケートに日時(タイミングや利用制限等)を設定している場合は設定もコピーされるため、再設定をしてください。

1.コピー先のコースに入ります。画面右上の操作ボタンをクリックし、「インポート」を選択します。

2.コピー元のコースを選択し、[続ける] をクリックします。


3.チェック項目を確認し、[次へ] をクリックします。[最終ステップにジャンプする] をクリックするとすべてのセクション及びコンテンツをインポートします。

4.コピーするセクションおよびコンテンツにチェックを入れ、[次へ] をクリックします。

 確認画面が表示されるので、確認して [インポートを実行する] をクリックしてください。